CHANEL NEXUS HALLでファッションフォトグラファーギイ・ブルダンの写真展が開催

東京・銀座の「CHANEL NEXUS HALL（シャネル・ネクサス・ホール）」で、フランスを代表するファッションフォトグラファー Guy Bourdin（ギイ・ブルダン）の写真展が、2021年9月8日（水）～ 10月24日（日）の期間で開催。入場無料。

出典：© The Guy Bourdin Estate 2021/Courtesy of Louise Alexander Gallery

Untitled, Guy Bourdin Archives, n.d.

Guy Bourdinは、1928年フランス・パリ出身のファッションフォトグラファー。画家として活動をスタートし、1940年代後半から実験的に写真を撮り始めました。
独自のストーリーテリングのスタイルで注目を集め、1955年2月号のフランス・ヴォーグ誌初めてファッション写真が掲載され、その後はファッション誌のほか、「CHANEL（シャネル）」をはじめとするブランドの広告も数多く手がけるようになります。

出典：© The Guy Bourdin Estate 2021/Courtesy of Louise Alexander Gallery

Vogue France, Paris, February 1955

また、1951年のMan Ray（マン・レイ）との出会いにより、生涯を通してシュルレアリスムに大きな影響を受けることとなりました。
同時に、アルフレッド・ヒッチコックの映画にも魅了され、謎めいた筋書きを想起させたり、意識下の緊張をつくり出したり、場面を細心の注意を払って構築した作品によって、見る者の好奇心を引きつけていきました。

出典：© The Guy Bourdin Estate 2021/Courtesy of Louise Alexander Gallery

Chanel Headquarters, New York City, 1987

本展では、そんなGuy Bourdinのアイコニックな作品に加え、貴重なアーカイヴの中からこれまで展示されたことのないオリジナルプリントの展示も行われます。
モノクロのヴィンテージ写真からは、初期の実験と独特のスタイルの進化を見ることができ、Guy Bourdinの創造プロセスと不可解なイメージやシュルレアリスム映画に対する好奇心を覗くことができる写真展となっています。