毎回前衛的なスタイルを提示してくれる「VETEMENTS (ヴェトモン)」。2021年1月にパリで発表した2021年秋冬コレクションも例外ではなく、そのルックに物議を醸しました。
そんな2021年秋冬コレクションのヴィジュアル撮影の舞台裏が公式インスタグラムによって公開になりました。
毎回ローンチが近づくとそのプレビューとして公開することでもお馴染みです。

映画「マトリックス」のような未来的なスタイルはさることながら、注目したいのがグラフィックなどに描かれたメッセージにあるかと思います。
現在は、創設者である「Demna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)が離脱し、弟の「Guram Gvasalia(グラム・ヴァザリア)」が最高経営責任者としてブランドの舵をとり世界観を発信していますが、デムナがクリエイティブ・ディレクターを務める「Balenciaga(バレンシアガ)」のグラフィックロゴのサンプリングをしたTシャツなど挑発的なメッセージに驚いた人も多いでしょう。
「Gvasalia」と描いてあることから、兄の戻りを待っているという見方もできますね。

過去にも兄がデザインするバレンシアガのアイテムがヴェトモンのデザインと酷似していると公式インスタグラムで公開し、兄を批判しているのではないかと憶測が飛び交い話題となることもありました。
両ブランドの関係性をユーモラスに表現した発信という見方もありますが、真相の多くは語られていません。

そんな挑発的で話題の絶えないヴェトモンの2021年秋冬コレクション。ローンチまでこのヴィジュアルを確認しながら楽しみに待つことにしましょう。